つづいて登場した”シルムアインズ”は、あの冬の名曲「winter,again」をカバー!ヴォーカル菅原くんの伸びのある味わい深い歌声は、もはや貫禄さえも感じさせた。合間のMCでは、ギター平田くんが「いつか、このバンドでap bank Fesに出演します!」と高らかに告白。バンドに対する熱い気持ちが垣間見えた瞬間だった。続く二曲目「夜は虫」は、シルムアインズらしいキャッチーさ溢れるオリジナル曲。その耳なじみの良い楽曲の数々が、多くのリスナーを虜にする日もそう遠くはない?!(音楽ビジネス専攻 城下夏淑)
sacrö
つづいて登場したのは、新体制となった”sacrö”。ヴォーカル佐藤風香さんが親友に向けて作ったという、オリジナル曲『ひとりごと』。「シンプルなことなのに…」伝わらない、伝えられないといった、学生ならではの淡く切ない思いを力強くも優しい歌声でしっとりと歌い上げた。1曲目とは打って変わって、疾走感のあるイントロからスタートしたのはLiSAさんの『catch the moment』。今にも走り出してしまいそうなのびやかな彼女の歌声は、まだまだどこまでもいけそうな気がした。(音楽ビジネス専攻 菅原実来)
spareribs
ステージの上にベンチがセットされたかと思うと、コートにマフラー姿で登場した”spareribs”。今にも雪がふりだしそうな、切なげなピアノソロで始まったのはオリジナル曲『ぬくもり』。「ホットココアを入れている姿を見るのが好きだった」と思わず誰かを思い出してしまいそうな歌い出しに、なんだか切なくなってしまった。続いてあのバンドを彷彿とさせるかのようなMCを披露。1人1人の告白をしっかり聞き取れた人はいたのだろうか。そんなお茶目なMCを挟んで、最後に披露したのはMy Hair is Badの『悪い癖』。ヴォーカル2人の掛け合いは息ぴったりで思わず聞き惚れてしまった。今回は、”THE冬”なパフォーマンスをしてくれた3人。春にはどんなライブをしてくれるのか楽しみだ。(音楽ビジネス専攻 菅原実来)
続いて登場したのは、”naniwo”。2日間のバンドでのトリということで、気合も十分に1曲目に披露したのはMy Hair is Badの『運命』。”ステージ映えする”とは、まさにこのバンドのことではないだろうか。ステージを目一杯大きく使って歌うボーカル、気持ち良くかき鳴らされるギター、それらの土台を作るベースとドラム。動くバンドというのは、見ていてやっぱり気持ちが良い。2曲目に披露したのは同じくMy Hair is Badの『幻』。そしてMCでは、バンド名を新しく『Empty House』にすることを発表。切なげな歌声でロックナンバーを歌い上げる彼らの、オリジナル曲が聴ける日がとても待ち遠しい。(音楽ビジネス専攻 菅原実来)