進級前ラストの定期ライブ、レビュー公開!

SVA音響学科1年生が、1年間学んできたすべてを注いだ
進級前ラストの定期ライブ。

2日間の日程で、学内のライブホール“メディアホール”で開催されました!
今回も学生が出演アーティストのライブレビューをおこないました!
まずは第一弾!ライブの雰囲気、感じてください!

DAY1

とわぼ

 今回が初挑戦というエレキギターを片手に登場した”とわぼ”。お客さんに手拍子を煽ってスタートしたのは星野源の『Snow Men』。冬の曲にもかかわらず、温かい歌声で会場を沸かせた。MC中に観客から拍手が起こると、『ちょっと何の拍手か分からないんですけど…』なんて言ってしまうところに彼のユーモアを感じずにはいられない。最後に披露したのは、オリジナル曲『ユーレイ』。歌詞と反して、明るく軽快なメロディで歌われるこの曲は、幽霊の切ない思いを更に引き立たせているかのようだった。私は、彼の曲がCDとなって自分の手元にくる日をそっと楽しみにしている。(音楽ビジネス専攻 菅原実来)

シルムアインズ

 つづいて登場した”シルムアインズ”は、あの冬の名曲「winter,again」をカバー!ヴォーカル菅原くんの伸びのある味わい深い歌声は、もはや貫禄さえも感じさせた。合間のMCでは、ギター平田くんが「いつか、このバンドでap bank Fesに出演します!」と高らかに告白。バンドに対する熱い気持ちが垣間見えた瞬間だった。続く二曲目「夜は虫」は、シルムアインズらしいキャッチーさ溢れるオリジナル曲。その耳なじみの良い楽曲の数々が、多くのリスナーを虜にする日もそう遠くは‬‪ない?!‬(音楽ビジネス専攻 城下夏淑)‬

sacrö

 つづいて登場したのは、新体制となった”sacrö”。ヴォーカル佐藤風香さんが親友に向けて作ったという、オリジナル曲『ひとりごと』。「シンプルなことなのに…」伝わらない、伝えられないといった、学生ならではの淡く切ない思いを力強くも優しい歌声でしっとりと歌い上げた。1曲目とは打って変わって、疾走感のあるイントロからスタートしたのはLiSAさんの『catch the moment』。今にも走り出してしまいそうなのびやかな彼女の歌声は、まだまだどこまでもいけそうな気がした。(音楽ビジネス専攻 菅原実来)

spareribs

 ステージの上にベンチがセットされたかと思うと、コートにマフラー姿で登場した”spareribs”。今にも雪がふりだしそうな、切なげなピアノソロで始まったのはオリジナル曲『ぬくもり』。「ホットココアを入れている姿を見るのが好きだった」と思わず誰かを思い出してしまいそうな歌い出しに、なんだか切なくなってしまった。続いてあのバンドを彷彿とさせるかのようなMCを披露。1人1人の告白をしっかり聞き取れた人はいたのだろうか。そんなお茶目なMCを挟んで、最後に披露したのはMy Hair is Badの『悪い癖』。ヴォーカル2人の掛け合いは息ぴったりで思わず聞き惚れてしまった。今回は、”THE冬”なパフォーマンスをしてくれた3人。春にはどんなライブをしてくれるのか楽しみだ。(音楽ビジネス専攻 菅原実来)

コンガリー

 1日目の最後に登場したのは、”コンガリー”。1曲目はオリジナル曲『ラブレター』。曲の間奏では草太さんのギターソロも飛び出し、コンガリーのロックでかっこいい一面が垣間見れた。MCでは、「お寿司にワサビはつけられません!」と、土生さんならではの可愛らしい告白。会場からも、やはり「可愛い~」の声が。最後に披露したのはオリジナル曲『バレンタイン』。1回耳にすれば思わず口ずさんでしまいそうな、”THEキャッチー”なこの歌。「チョコが食べたいけど虫歯が痛くて食べられない!」なんて何気ないことを、ここまでお茶目でキャッチーに歌えるのはコンガリーだけだ!(音楽ビジネス専攻 菅原実来)

DAY2

ニュータイムズ

 2日目に登場した”ニュータイムズ”は、「雪心」を披露。彼らにとって初となるオリジナル曲であり、ヴォーカルの笠原くんはさらにギターの演奏に初挑戦と、初めて尽くしとなったこの曲。スキマスイッチをリスペクトしているという彼らが創り出す、キャッチ―でピュアなメロディと、まっすぐなボーカルが響き渡った。続いて演奏したのは、今も大人気の星野源「恋」!キーボード岩渕君は滑らかかつ華麗な指使いで、あの高速ギターソロも完璧にコピー!会場を一気にバレンタインムードにし、ステージをあとにした。(音楽ビジネス専攻 城下夏淑)

伊東友梨奈

 初のバンド体制で登場したのは、校内のゴスペルグループ”KYAFARAM”のメンバーとしても活躍する、”伊東友梨奈”さん。ちょっぴりセンチメンタルな旋律が印象的な「赤信号が青信号に変わるときまで」を、ロックサウンドと共に歌い上げる。続く「背中」は、「私の大好きな人を応援したくて作詞した」という、しっとりとしたメッセージソング。余裕さえも感じさせる、圧倒的な歌唱力でどんな曲でも自分の色に染め上げる伊東さん。次回の定期ライブのステージも期待大だ。(音楽ビジネス専攻 城下夏淑)

ぴこぴこはんまー

 毎回、定期ライブで熱いライブを展開してくれる”ぴこぴこはんまー”。今回は「No forget」「Precious」と、メッセージ性の強い新曲を披露してくれた。お立ち台を使ったヴォーカル藤本くんのダイナミックなステージングと、透明度が高く、高音が響く歌声がまっすぐな歌詞と見事にリンクしている。かわいらしいバンド名とは裏腹に、音楽に対する真剣な姿勢が伺えるライブとなった。(音楽ビジネス専攻 城下夏淑)

矢澤あゆみ

 この1年間の集大成とも言える今回の定期ライブだが、中でも格段にパワーアップした姿を見せてくれたのは彼女、”矢澤あゆみ”さんではないだろうか。歌唱力・表現力ともにより豊かさを増した彼女は、しっとりとしたキーボードの音色に乗せ「スピカ」「泡沫」の2曲を披露。独創的な歌詞と透明感のある歌声が会場を包み込む。学祭ライブの時からさらに一皮むけたかのような、堂々とした立ち振る舞いは、こちらまで心強い気持ちにさせられた。(音楽ビジネス専攻 城下夏淑)

KO-TA

 つづいて登場したのはSVAで唯一無二のピアノ奏者” KO-TA”。1曲目はμ’sの『Snow halation』を軽快なテンポで堂々と披露。MCの告白タイムでは、自分がピアノを弾くきっかけになった憧れの人を告白する場面も。そして最後に披露したのは同じくμ’sの『冬がくれた予感』。アップテンポなアニメの楽曲を、しっとりと繊細にピアノアレンジできるのは彼だけではないだろうか。ピアノアレンジでYouTubeから有名になる日もそう遠くない!?(音楽ビジネス専攻 菅原実来)

だてめがね

 今まで会場内BGMの製作に携わっていた彼が、今回、ついに”だてめがね”として表舞台デビュー!曲前のMCからやわらかなムードを作り出した彼は、とても初めてで緊張しているとは思えないほどに堂々としている。「”だてめがね”という名義でやっているが、実は普通に目が悪いです」というお茶目な告白MCに続いて演奏されたのは、オリジナル曲「長く白い道が続くこの場所で」。この季節にぴったりな、ちょっぴり切ない片想いソングを、優しい歌声に乗せて披露してくれた。(音楽ビジネス専攻 城下夏淑)

naniwo

 続いて登場したのは、”naniwo”。2日間のバンドでのトリということで、気合も十分に1曲目に披露したのはMy Hair is Badの『運命』。”ステージ映えする”とは、まさにこのバンドのことではないだろうか。ステージを目一杯大きく使って歌うボーカル、気持ち良くかき鳴らされるギター、それらの土台を作るベースとドラム。動くバンドというのは、見ていてやっぱり気持ちが良い。2曲目に披露したのは同じくMy Hair is Badの『幻』。そしてMCでは、バンド名を新しく『Empty House』にすることを発表。切なげな歌声でロックナンバーを歌い上げる彼らの、オリジナル曲が聴ける日がとても待ち遠しい。(音楽ビジネス専攻 菅原実来)


みなさん、お疲れ様でした‼

次回の定期ライブも頑張りましょう